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皆さんこんにちは!
大翔株式会社、更新担当の中西です。
石膏ボードは安価で扱いやすい反面、下地精度と目地処理が甘いとすべてが台無し。塗装・クロス・タイルの“ベース”をいかに整えるかが、現場の美しさと手戻りコストを左右します。
1)ボードの選定と貼り方
• 種類:一般・耐火・強化・耐水・防音・曲げ用。部屋用途に合わせて選ぶ。
• 厚み:壁12.5/15mm、天井9.5/12.5mmが基準。遮音やタイル下地は二重貼りを前提に。
• 方向:縦貼り/横貼りは目地の通りと荷重で選択。馬踏み目地で強度とひび割れ抑制。
• ビス:ピッチ壁@200〜250、天井@150〜200。沈めすぎNG、表紙紙を破らない。ビス列は通りを出す。
2)目地処理(パテ)と“仕上げレベル” ✍️
• テープ:紙テープが基本。コーナーはメタルコーナーやコーナービードで通りを出す。
• レベル(目安):
o L3:クロス仕上げ許容。
o L4:マット塗装・濃色クロス。
o L5:グレア・斜光が強い空間のフラット塗装。下地の全面パテ+サンディング+プライマーが必須。
• 斜光対策:窓際・間接照明ラインはレベル上げ。照明角度で影が出やすい面は、パテ段差を長く大きくぼかす。
3)伸縮目地・クラック対策
• 伸縮目地:長手方向8〜10mごとに設置。温度・湿度変化でのクラックを制御。
• 異種材取り合い:LGS⇄躯体、合板⇄ボードはズレが出る。エキスパンションジョイントやコーキングで吸収。
4)塗装・クロス・タイルへの“受け”として
• 塗装:艶の選択で欠点の見え方が変わる。艶消しは美しいが傷・汚れに弱い→腰見切りや防汚塗料で運用を補完。
• クロス:下地平滑度が命。エンボスでごまかすより、パテを丁寧に。入隅・出隅の通りが全体の清潔感を決める。
• タイル:合板増し張りや耐水ボードで荷重と水対策。割付図は中心割りで“端詰め”を避ける。
5)検査と是正
• スラントライト(横からの光)でうねり・目違いをチェック。
• ゲージでビス沈み・ピッチ確認。不陸は早期是正。
• パテ痩せは再塗りを前提に工程計画。乾燥時間をケチると全やり直しになる。
6)よくある失敗と対処
• ビス浮き:湿度変化・下地不良→増し打ちと表紙紙の補修。
• ボード継ぎ目でのクラック:テープ未使用・伸縮目地なし→テープ徹底+目地計画。
• 出隅が波打つ:コーナービード未使用→定規当てと治具でまっすぐに。
7)チェックリスト ✅
☐ ボード種別・厚み・貼り方向が図示されている
☐ ビスピッチ・深さ・通りが検査されている
☐ 伸縮目地・異種取り合いのディテールあり
☐ 仕上げレベル(L3/L4/L5)を部屋別に明記
☐ 斜光面の全面パテ+プライマー指定
まとめ:ボードとパテは“空間の肌”。通り・面・角・目地を制した現場だけが、塗装もクロスもタイルも上質に仕上がります。✨
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パテレベル・環境条件・検査光学
A. 仕上げレベル×用途マトリクス – L3:量産クロス・明色→一般室。 – L4:濃色クロス・半艶塗装→来客部。 – L5:フラット塗装・斜光面・写真背景→見せ場/ギャラリー。
B. パテ材料と番手 – 一次:目地用(高強度)→#120研磨。 – 二次:全面調整(軽量)→#180研磨。 – 三次:仕上げ(超軽量)→#240〜320研磨。吸い込み止めプライマーで均質化。
C. 環境条件 – 施工温度10–30℃、湿度40–65%。急乾燥は痩せ/クラックの原因。送風は直当て禁止、除湿で調整。
D. スラントライト検査 – 壁から30–45°で光を当てうねり・段差を目視。写真を添付し是正指示を発行。斜光面はL5で再確認。
E. タイル下地への“受け” – 合板増し張り or 耐水PB+防水シート。割付図の中心割を墨出しまで落とす。
F. チェックリスト – [ ] 部屋別のL3/L4/L5指定 – [ ] パテ番手・乾燥時間の遵守 – [ ] スラントライト写真台帳 – [ ] タイル下地の合板増し張り

皆さんこんにちは!
大翔株式会社、更新担当の中西です。
LGS下地は“仕上がり品質の土台”。直角・通り・面が出ていないと、どんな高級仕上げも美しく見えません。ここでは、材料・ピッチ・補強・開口・耐震・干渉まで、現場で効くコツを体系化します。📏
1)部材と基本構成 🧱
• ランナー(床・天井のガイド)とスタッド(縦材)で壁を構成。C-38/50/65/75/100など寸法を用途と遮音・断熱要件で選ぶ。
• ピッチ:一般壁は@455〜600mm、タイル・石・大型什器壁は@303mmや二重スタッドでたわみを抑制。
• 天井:野縁受け・野縁・吊りボルトで構成。重量物吊りは別途インサート・補強。
2)精度と基準出し 🎯
• 墨出し:通り芯→仕上げ通り→ランナー墨の順。レーザーと水糸の併用で“逃げ”を可視化。
• 通り・直角:コーナーはスミ金物+捨て張りで決め、対角寸法で直角を検証。
• 平滑:スタッドの腹出し調整、スペーサーで微調整。たわみは高さHの1/500以内を目安。
3)開口と補強 🚪
• ドア・サッシ:ヘッダー補強(縦振れ止め)と横さん。自閉装置や重い扉は両側二重スタッドが基本。
• 什器壁:テレビ・棚・サインの取付位置に合板下地(t=12〜15)を連続で入れる。位置は展開図で明記。
• 設備開口:後開口は仕上げに悪影響。先行開口+補強枠が鉄則。
4)耐震・すべり納まり(ディフレクションヘッド)🛡️
• 上部すべり:上階躯体の変形を逃がすため、すべりヘッドで天井側にスロットを設ける。遮音が必要なら気密ガスケット+二重ボードで補う。
• ブレース:高壁・間仕切り長スパンは筋交いやチャンネル補強で揺れ対策。
5)設備との干渉マネジメント 🧰
• 天伏図でダクト・配管・ケーブルラックを“上から”整列。先行順位:吊り込み→配線配管→天井下地→ボード。
• 貫通:穴あけはリムーバブルな位置に限定。孔縁補強で強度確保。
6)現場“あるある”と対策 😅
• スタッド反りでボードの目違い→腹見・腹削りとスペーサーで調整。
• ランナー固定ビスの打ち忘れ→ビスピッチ@300を増しチェック。
• 合板下地の継ぎ目がバラバラ→芯合わせと通りを先に決める。
7)検査・チェックリスト ✅
☐ ピッチ・補強・すべり納まりが図示されている
☐ 開口補強(ドア・ガラス・什器)が寸法入り
☐ 高壁はブレース・チャンネル補強を確認
☐ 合板下地の高さ・連続性を実測
☐ 設備干渉は天伏図で解消済み
まとめ:LGSは“見えなくなる建築”。だからこそ精度×補強×干渉解決に最も時間を使う。下地が整えば、仕上げは勝ち戦になります。🏆
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LGS検査票と納まりディテール 📋🧰
A. ピッチと補強の“選定表” – 一般壁:@455(PB12.5×1)/@600(PB12.5×2) – 重量仕上げ(タイル・石):@303+二重スタッド – 高壁(H>3.6m):チャンネル補強+ブレース – 什器壁:合板t12–15を連続、ビス効き方向に芯合わせ。
B. すべりヘッド(ディフレクション) – 上部スロット±20〜30mmを確保。気密ガスケットを噛ませ、遮音の連続を維持。地震後の復旧手順も手順書に記載。🧩
C. 開口補強ディテール – ヘッダー:2C+補強プレート。自閉装置付きは縦振れ止め増設。 – ガラス開口:方立をLGS二重+座金で挟み込む。荷重は床に落とす構成。
D. 施工検査票(抜粋) – ランナー固定@300以内/アンカー種類とトルク記録。 – スタッド通り±2mm/直角対角差≦5mm。 – 合板下地の高さ・連続性・目地通り。
E. 干渉マネジメント – 天伏図で設備を上流→下流に層分け。貫通は孔縁補強、可搬再開口できる位置に限定。
F. チェックリスト – [ ] ピッチ@303/455/600の根拠 – [ ] すべりヘッドのクリアランス – [ ] ドア・什器開口補強図 – [ ] 合板下地の連続とビス効き
